牛山は水璉、番薯寮坑から磯崎までの間に位置し、花東海岸にある5つの自然保護区の一つです。尾根の先端には屈折した地層の模様が見られ、地質観察に最適です。かつてはアミ族の放牧・耕作地だった場所で、アミ族の言葉で「呼庭」(Huting)と呼ばれています。水璉は水源が豊富でヒルが多いため、アミ族は「ヒルが多い」ことを意味する「Ciwdiyan」と呼び、漢人がその発音に漢字を当てて「水璉」と名付けました。鬱蒼とした山々に抱かれた広い河谷盆地で、水璉渓が曲がりくねるように域内を流れています。多様な民族が暮らしており、豊富な自然資源、特殊な地質景観、動植物の生態系、原住民文化などの貴重な観光資源に恵まれています。牛山呼庭の園内から海岸線を望むと、真っ青な海の真ん中まで伸びる岬が目に入ります。水璉沿岸では毎年、潮の流れと海に注ぐ川の流れが押し合いへし合いしている様子が見られるほか、海岸も気候によって違う表情を見せます。季節や時期によって、海岸が丸石、細かい砂、漂流木などに順に覆われるため、まるで肌が入れ替わるようだとも表現されます。アクセス●公共交通機関花蓮客運(海ライン・台11線経由)‐1127・1140・1145系統‐「牛山」で下車。●自家用車台9線から台11線(海岸公路)に進み、そのまま直進すると到着。所在地:花蓮県寿豊郷牛山39‐5号。