人々を夢中にさせる花蓮の絶景。今期の『花蓮趣』では、二人の美食達人が皆様を森林系のレストランにご案内。自然を食卓とする雰囲気の良い非日常空間で、地元の美味しい料理に舌鼓を打ち、森の香りで心身を癒しながら、童話のような素敵な冬の饗宴を堪能。 文・写真/Yoti薛(薛永廷)、土土少女長肉日記忘...
「焼く」は原住民料理によく見られる調理法で、アミ族の炭火焼き、太魯閣族の燻製焼きなど、それぞれに違う風味が楽しめます。今期ご紹介する2軒のスローフード新鋭拠点は、どちらも焼き物料理が主力の店。ぜひ旅行達人のYoti薛とご一緒にワイルドなBBQをご堪能ください。 文・写真/Yoti薛(薛永廷...
滲み出る才能を感じさせる卡兆・馬耀さん。「自分にもできる」と始めた木彫ですが、たった数年で数々の賞を受賞するまでになり、その時には60歳を過ぎていました。生活と人生で積み重ねてきた思い出を、3本の彫刻刀で温かみのある作品に削り上げ、部落の歴史文化を保存し、家族の感情と記憶をつなぎ止めています。&nb...
立霧渓左岸の富世村は、太魯閣の山々を背に海に面しており、太魯閣を望む絶好の立地にあります。住民の多くは、太魯閣の山奥の大同部落と大禮部落の出身で、学校に通うために徐々にふもとに移住し、現在に至ります。村に伝わる太魯閣族の伝統工芸と記憶をぜひ発見してみてください。 文/陳沉写真/歌勒文伝工作...
社会の発展と歩んできた鉄道の百年の歴史。特に東部鉄道は、花東地方の各方面と深く関わっています。時の流れが文化を今に伝え、過去の賑わいは消えたものの、その痕跡はしっかり刻まれています。鉄道の物語は、駅の廃止で取り残されたまま。そんな列車で行けない場所にも、独特の絶景が広がっています。ぜひ見所満載の冬に...
台湾最大の有機・エコ栽培面積を誇る花蓮県。農民が丹精を込めて各種健康な有機作物を栽培しているほか、農業の6次産業化による農村産業のアップグレードにも取り組み、農家生活・文化体験、生態ツアーなどを推進。今期の『花蓮趣』は風光明媚な農村を訪れ、デザートの手作り体験で気ままな冬の休日を満喫します。&nbs...
防疫政策の変化に伴う国境開放で、世界から観光客が東台湾を訪れています。花蓮の宿泊施設の向上に驚く方も多く、各業者は快適な宿泊を提供しようと、ハード・ソフト面の向上で国際認証の取得に取り組んでいます。今期は「KLSカインドネスロングステイ」と「ISFEシニアフレンドリー環境」認証取得の上質な宿を5軒取...
信仰が日常の一部と化すと、地元に溶け込み、独特の景観と文化が形成されます。特に人の少ない宗教スポットを訪れると、自分の信仰に関わらず、世間と一線を画した神の地に思わず胸を打たれます。池の畔の舞い落ちる桜、高台から望む感動の風景、大自然の稜線など、どうぞ心を鎮めて、この世の別天地をゆっくり回ってみてく...
花蓮は和風の建築と文化が多く見られ、特に神社跡は歴史の記憶に満ちています。年代が古く、今はもう存在しない建物や、修復改築された建物もありますが、こうした過去の足跡は花蓮の日常に深く浸透し、独特の風景と記念価値を生み出しています。ぜひ花蓮の神社めぐりで昔の面影を訪ね、歴史の痕跡を肌で実感してみてくださ...
花蓮の教会は欧風様式がほとんどで、昔台湾に派遣された宣教師や牧師がヨーロッパ出身だったため、布教と同時に欧風の建築様式と技術が伝わったと言われています。ぜひ各教会の個性的なデザインと工夫をゆっくりじっくり見学し、旅に文化の息吹を添えてください。上品な欧風教会と一緒に、周辺のおいしい店や楽しいスポット...
花蓮は冬もイベントが目白押し。雲朗観光太魯閣峡谷マラソン、花蓮ハッピークリスマスシティ、太平洋観光フェス年越しライブ、太平洋ランタンフェスティバルと、どれも見応え十分。ぜひ感謝の気持ちをもって、ゆったりくつろぎ気分の花蓮で健康に新年をお迎えください。 文/頼朱智偉写真/編集室、花蓮県マラソ...
発展の早かった花蓮市は、路地に築50年から60年以上の古民家が並び、花蓮観光の見所になっています。ぜひノスタルジックな旅に出かけ、レトロな眷村風古民家とモダンな廃墟風古民家で、香り豊かな料理をご満喫ください。 文・写真/郭郭的花東走跳生活旧宿舎の時代の面影|从出一瓢味築50年以上の菸酒公売...
豊作の秋は、山にも海にも原住民色豊かな料理が満載。縦谷の光復郷馬錫安山麓と豊濱郷石梯坪海岸では、地元の旬を取り入れた「スローで上質」な食文化を発信。食欲の秋はぜひスローフード拠点で原住民の味をご堪能ください。文・写真/Yoti薛(薛永廷)アミ族の山菜採り文化|紅瓦屋老地方文化美食レストラン2大アミ族...
コロナ禍の落ち着きで国内観光が復活し、花蓮の旅行者数も史上最高を記録。訪問客に心温かいサービスを提供するため、県政府は「フレンドリーな宿」認証計画を実施。花蓮では10軒の宿が国際認証を取得し、その半数が北部に。今期の『花蓮趣』はその受賞の秘密を解明します。 文/頼朱智偉 写真/編集室初の4...
ルカイ族とパイワン族の伝統家屋は石板造りで、部落の女性は手編みの月桃ござを石板の上に敷き、冬は保温、夏は断熱に役立てています。都市化に伴う石板家屋の減少で、月桃編みは高齢女性しか作れなくなり、その途絶えかけていた記憶を、黄芳琪さんがその手で呼び起こしました。 文/陳沉 写真/黄芳琪、編集室...
海岸山脈の麓から太平洋を望む、景色の美しい復興部落。Dipitは部落を表すアミ族の言葉で、意味は頑強な笠貝。強い波風にも動揺せず、石の上にしっかり立てるようにという願いが込められています。やや辺ぴな場所にあり、向かうのに少し時間がかかりますが、世間から忘れ去られた桃源郷のような趣があり、訪ねた甲斐が...
素晴らしい大自然に恵まれた花蓮。暖かな秋は、自転車でスローに旅するのに最適です。ひとりで南部の「富源旧鉄橋自転車道」と「玉富自転車道」に出かけ、慌しい日々の合間に、花蓮特有の文化と秋の風景を肌で感じてみてください。 文/頼朱智偉 写真/編集室周辺の隠れスポット|富源駅深紅の斜め屋根、木造...
静かな縦谷に響く「ガタンゴトン」の線路音。暑さが和らぎ、人混みの喧騒が落ち着いた秋の花蓮は、自然に親しんだり、一般の村を訪ねたりと、ひとり旅を楽しむに最適。鈍行列車にゆられながら花蓮各地を訪ね、日常の風景、地元の物語、山と海の幸を楽しみながら、小さな町を軽やかに散策してみてください。 文/...
長い歴史を誇る原住民の酒醸造文化。お酒は部落の重要行事や祭祀儀礼で祖霊との媒介の役割を果たします。酒醸を使った格別な料理もあるほか、ほろよい気分の夜には、花蓮の若者が作るアワ酒カクテルで、大人の夜市散策をおすすめします。(安全を守るため、飲酒運転はやめましょう) 文/林雅卿写真...
台湾最大の有機栽培面積を誇る花蓮は、有機コーヒー栽培を農家に推奨しており、現在有機コーヒー認証取得農家が最も多い産地です。2021年からは有機コーヒーも花蓮県コーヒー品評会の対象となり、上質な絶品コーヒーを選出することで、北緯23.5°が育む自然の恵みを多くの方々にお届けしています。&nbs...