持続可能な食材という概念の台頭に伴い、2018年に台湾「グリーンダイニングガイド」(GDG)が成立。「グリーン食宣言」を推進し、食の安全性と環境への配慮を大切にする、ガイドに則った飲食店業者に加入を呼びかけています。今期は二人の美食達人の案内で、その感動の味を訪ねます。 文・写真/土土旅食...
台湾好行太魯閣線で市内から北へ進み、曲がりくねる峡谷にゆっくり入っていくと、詩人が「隻蜂開傑閣、一水夾中流、暁緑西巌浄、風帆鏡裡収」と詠んだ「太魯合流」のように、窓の外に大自然の造形美が徐々に見えてきます。バスに乗り、壮大な自然、豊かな文化と伝統、舌を虜にする美食を楽しむサステナブルな旅へ。&nbs...
大陳島出身者のために建設された花蓮市美崙地区の大陳新村。あれから60年が過ぎ、地元の「集大陳」チームは特有の眷村(軍人村)文化を伝えようと、音声劇場による対話型案内で、大陳島から台湾に撤退した人々の物語と記憶を紹介。時をさかのぼり、ストーリーを追って謎を解きながら、村で教科書にない歴史を探訪。&nb...
「食育力都市調査」で3年連続1位に輝いた花蓮。今年は第2回食農博覧会の開催で食農教育の成果を示し、「地元の旬を食す」精神を実践しました。ここでは人里離れた原住民部落の有機農場を取り上げ、持続可能性の大切さを次の世代に伝えるための食農教育の取り組みを紹介。 文/林雅卿 写真/編集室、山上那良...
寿豊レジャー農業区内の「小雨蛙生態教育農場」。台湾十大傑出農村青年に選ばれたことがあるオーナーの陳威良さんは、肝移植がきっかけで農業の道へ進み、専門知識で農村の良さを伝えています。近年設立の「不彎腰体験農園」は、気軽な農作業体験と食農教育を提供する癒やしの場になっています。 文・写真/Yo...
花蓮を良さを多くの方に体験してもらうため、県政府は宿の特色づくりと「フレンドリーな宿」認証計画を推進。数十業者が計100枚以上の認証を取得し、「上質な花蓮」を世界に押し上げました。今期は「KLSカインドネスロングステイ」認証取得の宿を4軒紹介。「温もり・安心・レジャー・体験・交流」を実現した機能充実...
台湾で最も美しい花蓮は、貴重な自然景観と豊かな歴史文化に恵まれています。県政府は国連の持続可能な開発目標(SDGs)をモットーに、生態系保全と環境負荷の低減を目標に低炭素旅行を推進し、気軽に花蓮を回れるエコな移動手段を整備してきました。『花蓮趣』も低炭素社会と持続可能性に賛同し、毎年環境に優しい旅を...
花蓮でのお買い物は、ただのショッピングではありません。県政府は近年、農村、原住民部落、地元文化を深く体験してもらおうと、6次産業化に取り組んでいます。6次産業化とは、農業生産(1次産業)、農産加工(2次産業)、加工品販売の商業行為(3次産業)のかけ算で付加価値を生み出す取り組み。自然に近い花蓮にとっ...
花蓮の南北随所に広がる絶景と、多数ある観光スポットは、じっくり時間をかけて回りたいもの。近年、県政府は各種旅のスタイルを提案し、『花蓮趣』でもそれを取り上げてきました。違う視点で自然の壮大さにふれる低炭素旅行や、絶景写真を撮りながらの気ままな山歩きなど、格別な風景を特集で詳しく紹介しています。&nb...
10分で大自然に行ける花蓮は、四季の絶景と多彩な年間イベントが多くの方を魅了し、宿泊の需要も高まっています。近年は宿泊業者にフレンドリーな宿の各種国際認証取得を呼びかけ、2023年にはBooking.comの「最も居心地の良い都市」でアジア1位、世界2位に輝いています。1日の旅を終えた後は、上質な宿...
ほかに勝る自然環境と豊富な物産を誇りとする花蓮。細長い地形から、南北に走る台湾最長の海岸線があり、太平洋で捕れる魚介類は、花蓮の食卓に欠かせません。その反対側には、山の幸の豊富な中央山脈と海岸山脈、農産物を育む肥沃な花東縦谷があり、地域文化が生み出す旬の郷土食も合わせると、「食は生きる力」というより...
花蓮は自然資源に恵まれた観光県。その良さを広めるため、傅崐萁前知事在任中の2012年より『花蓮趣』の発行を始めました。台湾と世界の方々が花蓮に興味を持ち、実際に訪れてもらえるよう、季刊誌の形で観光情報を伝えています。文/劉俊輝、頼朱智偉、林雅卿写真/編集室、@IG_ling__jhこれまで11年間、...
冬は万物が休息に入る季節。それでも山林の呼吸は続き、静かにゆっくり花蓮の土地を育みながら、木々の香りで旅人を迎えます。花蓮の山や谷に入ると、鳥や虫の鳴き声、生命力に満ちた各種植物に驚かされます。冬の間もたくましく生息するその姿を探索してみてください。 文/陳佩吟 写真/編集室INFO| 花...
過ごし方に悩みがちな年末年始。花蓮では、感謝ムードの花蓮ハッピークリスマスシティや、友人と訪れたい太平洋観光フェス年越しライブ、旧正月中の太平洋ランタンフェスティバルなど、イベントが目白押し。年越しはぜひおそろいで魅力的な花蓮へ。文/林雅卿写真/編集室大物歌手と新年を|花蓮太平洋観光フェス年越しライ...
コロナ禍が落ち着き、多様な民族が融合する花蓮に海外観光客が次々と戻ってきています。今期の『花蓮趣』では、二人の美食達人の視点から、ハラル認証レストランと台湾定住の外国人シェフが作る故郷の味を紹介。花蓮で安心して楽しめる世界の料理を探します。 文・写真/郭郭的花東走跳生活、土土旅食記趣原住民...
潮汐、連山、風景、物産など、自然の恵みとこの土地に暮らす人々が花蓮の素晴らしさを育み、いつ訪れても幸せを感じさせてくれます。さあ、今すぐHibus市内線で地球に優しい旅に出かけ、持続可能な花蓮に貢献しましょう。 文/陳佩吟写真/編集室お酒の香りを堪能|花蓮酒造工場花蓮酒造工場はもともと現在...
2023年に花蓮の新スマートバス停の設計を手がけた楊士毅さん。「太陽の故郷」をテーマに、山と海に降り注ぐ日差しを描いた切り紙風の設計で、人々を見守る花蓮の土地と、旅人を幸せにする自然、文化、人情を表現。 文/林雅卿写真/楊士毅、編集室交通設備を文化の力に|花蓮の美学を形成Apple台北101店の《有...
花蓮玉里春日里の「織羅部落」。アミ族語では、「絶え間なく」を意味する「Ceroh」と呼ばれています。斉柏林監督のドキュメンタリー『天空からの招待状』が、部落の美しい田んぼと大きな足跡を記録し、注目を集めました。 文・写真/Yoti薛(薛永廷)、Alida /米86在織羅部落&nb...
花蓮の有名な蜜香紅茶は、瑞穂郷舞鶴、玉里鎮赤科山、富里郷、六十石山などが主要産地。毎年県級品評会で激しい競争が展開されます。今期の『花蓮趣』は、2022年花蓮県蜜香紅茶品評会と全国部分発酵茶製茶技術の受賞者、清風茶行と益順休閒農荘が作る花蓮銘茶をご紹介。 文/林雅卿、Yoti薛(薛永廷)写...
花蓮は「有機首都」に向けて、2020年に台湾初の有機農業促進オフィスを開設。分野を超えた共生社会と資源の持続可能な利用を奨励し、人と自然の調和と共存を目指しています。玉里の安通温泉エリアには、温泉資源を生かして生態系保全に取り組む場所があり、花蓮ならではの「有機生活」を体験できます。 文/...