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1999年に設立された花蓮県卓渓郷の南安ビジターセンターは、玉山国家公園内に位置しています。やや中国風の建築様式が特徴で、内部には展示室とマルチメディア視聴室があり、解説や観光案内サービスも提供しています。回廊には行楽客のための座席スペースが設けられているほか、周囲は山々に取り囲まれており、心地よい美しい風景が広がります。展望台から外を眺めると、一面に広がる青々とした田んぼの風景に心が癒されます。センターには無料のレンタサイクルも用意されており、自転車で山林をのんびり散策することができます。また、玉山国家公園の敷地内に当たるため、ここの山にはほとんど人の手が加えられておらず、ありのままの自然な絶景を堪能できます。 センターの入口のところには、タイワンツキノワグマ、ブヌン族、玉山などをモチーフにした、趣向を凝らした記念スタンプが12個用意されているので、記念スタンプを集める習慣のある方は、スタンプ帳をどうぞお忘れなく。花蓮を訪れる際には、ぜひ南安ビジターセンターで山林のすがすがしい空気を満喫し、人生最高の贅沢を味わってみてください。

崙天レクリエーションエリアは花蓮県卓渓郷古風村の崙天部落に位置しています。構内には飲食店、駐車場、宿泊エリアなどのレクリエーション関連施設が整備されており、ブヌン族の特色が外観に色濃く反映されたサービスセンターや露天円形劇場もあります。崙天部落是布農族的聚居之地，分為上部落與下部落兩個聚崙天部落はブヌン族の居住地で、上部落と下部落の2つの集落に分かれています。部落内にあるブヌン族を象徴するトーテムは、行楽客に人気の写真撮影スポットです。毎年ブヌン族の「射耳祭」（動物の耳を射ることで豊猟を祈願する祭り）が開催される5月前後になると、地元のブヌン族が歌う有名な「粟の豊作歌」や「報戦功」（狩猟の成果を知らせる歌）といった伝統歌謡を耳にすることができ、崙天部落に暮らすブヌン族の伝統文化を見学するのに最適な時期となっています。部落の外には果てしない田んぼと畑の風景が広がり、山頂に漂う霧と相まって、絵のような美しい風景を見せてくれます。特に都会暮らしの方は、時々崙天部落を訪れ、散歩をしながら仕事のストレスを発散させてみてもいいかもしれません。

「南安瀑布」へ向かう方は、南安ビジターセンターで休憩を取るついでに、南安瀑布付近の古道の大体の状況を理解してから向かうことをおすすめします。南安瀑布の上流は、花蓮県卓渓郷の大里仙山に源を発しています。山の林相がよく維持されているだけでなく、切り立った山の美しい地形と、絹糸のような白い滝の絶景が広がり、一見の価値があります。南安瀑布は公路沿いからさほど遠くない場所にあり、遊歩道経由で向かうことができます。落差約50メートルの南安瀑布は、年中水量が豊富で、崖から勢いよく流れ落ちる様子は、大変迫力があります。滝の下には深さの異なるいくつかの滝つぼができており、暑さの厳しい夏になると、暑さしのぎにこの天然のプールで水遊びをする地元の子どもたちで賑わいます。また、滝から上がる水しぶきに日差しが当たると、滝の周辺に虹ができ、幻想的な風景を見せてくれます。

「双鉄日記」はサイクリングで旅する花蓮をコンセプトに鉄道とサイクリングを組み合わせて計画された旅行プランです。花蓮には10コースのサイクリングコースがあり、それぞれが山、海、自然、人、文化に親しむ特徴的なコースが、旅の感動を探し求めるサイクリストたちを待っています。そしてすべてのコースがきちんと整備されています。そのほか、県道193号からも花東縦谷の風景を一望でき、花蓮はサイクリストの新たな楽園となっています。電車で訪れて現地で自転車をレンタルできる場所、コースの長さ、周辺の観光スポットの紹介、注意事項などを組み合わせ、それぞれのコースに特徴をもたせています。10種類のサイクリングコースの環境、場所、文化に合わせて、実用的かつ便利な10通りのプランが計画されています。一冊持っているだけで気軽に花蓮の10大サイクリングコースを巡ることができます。内容や地図に従って進めば迷うことなく目的地に到着できます。花蓮旅行に車は必ずしも必要ではありません。健康的なサイクリングでスタートし、一味違った感動を見つけるものいいでしょう。★花蓮を楽しむ-双鉄日記（双鉄：台湾鉄道+サイクリング）: http://ro.ctee.com.tw/bicycle…

古道に足を踏み入れ かつての歴史に思いを馳せる卓渓郷にある瓦拉米ハイキングコースは、日本統治時代に建設された八通関越嶺道の一部です。1915年、卓渓山で「カシハナ事件（喀西帕南事件）」が勃発し、多くの日本人警察官が殉職しました。原住民の管理が容易でないことに気づいた日本人は中央山脈を横切る八通関越嶺道の建設を始め、1921年に全線が開通しました。西の南投県信義郷から東の花蓮県玉里鎮まで全長約124.6kmで、東側の南安から瓦拉米（蕨駐在所）を結ぶ13.6kmが、現在の「瓦拉米ハイキングコース」となっています。瓦拉米（Walami）はブヌン族の言葉で「一緒に何かをする」という意味で、日本語の「蕨（わらび）」と発音が似ており、近くにもさまざまなシダ植物が生えていたため、駐在所の建設後に「蕨駐在所」と名付けられました。瓦拉米ハイキングコースは玉山国家公園内にあり、玉里市街地から車で約10分です。ハイキングの前に南安ビジターセンターに行って八通関越嶺道の歴史を学んだり、途中で南安瀑布を訪れたりすることができます。現在、登山口から佳心の4.5kmのハイキングは申請が不要となっており、休日には観光客の流れが絶えません。後半の佳心から瓦拉米は入山許可と入園証が必要です。一泊プランに最適な大人気の登山&ハイキングコースです。山林を訪れ、のんびり自然景観を楽しむ登山口から約500m歩くと「山風」に到着します。ハイキングコースの山風、佳心、黄麻、瓦拉米と呼ばれている場所は、当時日本の警察の駐在所でしたが、現在は弔いの遺構が残るのみとなっています。拉庫拉庫渓の上流に向かって進み、渓谷に架かる5つの吊橋を渡るのが瓦拉米ハイキングコースの特徴です。山風を離れるとすぐに山風一号橋に到着します。吊橋で涼しい風に吹かれながら山々や深く険しい谷を眺めると、自然への敬意が込み上げてきます。山風瀑布は山風二号橋の隣にあり、吊橋の上から石の壁を勢いよく流れ落ちる滝の絶景を楽しめます。ハイキングコースの4.5km地点にある「佳心」には公衆トイレや涼亭などがあります。多くの日帰りハイカーはここを終点にしており、一休みしてから引き返しています。瓦拉米ハイキングコースは美しい風景のほか、豊かな人、文化、歴史、生態系の景観が残されています。登山口から瓦拉米の山小屋までの標高565mから1060mを緩やかに登る13.6kmのコースは平坦で歩きやすいため、ハイキング初心者に最適です。後半は登山経験のあるハイカーがチャレンジするのに適しています。瓦拉米はあらゆる面で非常に優れたハイキングコースです。