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花蓮百年の老舗 新味醤油

花蓮百年の老舗 新味醤油
  • 住所:No. 134, Bo'ai St., Hualien City, Hualien County, Taiwan (R.O.C.)
  • 連絡先電話番号:03-8323068、0968-988-585
  • 花蓮市
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花蓮百年の老舗 新味醤油

花蓮に唯一現存する伝統醬油工場「新味醤油」。初代創設者の許日氏は、かつて花蓮醤油大王と呼ばれた許圓氏の弟に当たります。許日氏は日本人経営の工場を買い取った後、日華醤油、振華醤油、珍芳醤油と数度改名し、「虎印」を商標とするようになりました。


初代の三男の許南東氏が2代目を受け継ぐと、新味醤油に改名。今では花蓮で唯一の伝統醤油工場となっています。許南東氏によれば、昔の花蓮は外部への交通が不便だったため、地元の醤油産業が盛んになり、「鹿印」、「虎印」、「獅子印」、「象印」、「魚印」、「鷹印」といった銘柄の醤油がよく見られたといいます。花蓮県下には最盛期で20軒以上の民営醤油醸造工場があり、花蓮市街だけでも12軒あったことから、醤油産業の発展の目覚しさが伺えます。


創業100年近くを迎え、間もなく3代目に受け継がれる新味醤油。現在は新たな姿で文創食品産業に業態転換し、新しい展示空間で芳醇で自然なおいしい記憶を呼び覚ますとともに、花蓮地元産業の新しい発展の歩みを示しています。また、展示や手作り講座を通して、食品安全問題にますます関心を高める一般の方々に、ベテラン職人がいかに天然食材を使って、伝統製法で手間暇をかけて健康なものを作っているのかを伝えることで、貴重な「完全手作り」の精神の継承を目指しています。