碧緑神木の周辺には、駐車場、飲食店、遊歩道、東屋などが整備されており、旅の途中で少し休憩を取ることのできる場所です。碧緑神木は樹齢3,000年を超えるランダイスギの木で、高さ40メートル、直径3.5メートルと、中横公路沿線で最も巨大な大木です。碧緑神木は今も生きており、長い歳月の試練を経ても、生き生きとした様子を見せています。木の上いっぱいに生えているコケのようなひげ状のものは、地衣と呼ばれる藻類と菌類の共生体です。この一帯は標高約2,000メートルで、冷温帯と温帯が交わる針葉広葉混交樹林帯に当たるため、生態資源を観測する上で重要な拠点となっています。