佐倉はもともと台湾セメントの採鉱場でしたが、生産量の減少で採掘が中止され、採鉱場は林務局に返還されました。鉱山が閉鎖されると、採鉱場がある砂婆礑(Sabado)山は徐々に本来の姿を取り戻しました。そこで、林務局は行楽客にありのままの生態環境を楽しんでもらおうと、自然破壊をできるだけ避ける形で、2003年より現在の遊歩道の整備に着手しました。佐倉歩道が位置する砂婆礑山は、中央山脈の東面に位置する高さ495メートルの山で、台湾最古の地層がある場所でもあります。佐倉歩道頂上の休憩展望デッキからは、空と海が溶け合う遠くの絶景を一望でき、絵のような風景が心を晴れやかにしてくれます。落差約3階分の佐倉瀑布は、水量がほどよくあり、滝の下の岩盤で天然のSPAを楽しみながら、日頃の疲れを洗い流すもよし、滝のそばでマイナスイオンを浴びながら、心と体をリラックスさせるもよしのスポットです。