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カトリック教会の新城天主堂は、1956年に新城神社の跡地に建てられました。ノアの方舟をイメージした外観には、再生と再建の意味が込められており、小石洗い出しの外壁は一面が緑のツタに覆われています。内部は清潔感のある厳かな雰囲気で、両側の窓にはステンドグラスがあしらわれ、奥には洗礼盤と告解スペースが設けられています。

教会は一般公開されていますが、礼拝・告解中の信者の迷惑にならないよう、声を控えめにして静かに行動してください。

天主堂前の花壇には、「殉難将士瘞骨碑」と刻まれた大理石碑が残されています。「新城事件」（1896年に起こった日本軍と原住民の衝突の発端となった事件）で殉職した日本兵を記念するために建てられたもので、1920年の設立当時には犠牲者の名前が刻まれていましたが、時間とともに風化し、今では判読できなくなっています。

アクセス

●公共交通機関

花蓮客運（海ライン・台11線経由）‐1127・1140・1145 系統‐「新社」で下車。

●自家用車

所在地：花蓮県豊濱郷新社部落（台11線約43.5k地点）。