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米桟古道 一緒に巡る歴史の軌跡

米桟古道 一緒に巡る歴史の軌跡5
  • 住所:No. 66, Mizhan Sec. 1,, Shoufeng Township, Hualien County, Taiwan (R.O.C.)
  • 連絡先電話番号:0922-305076
  • ハイキング
    大自然を満喫
    壽豐鄉
    美しい花蓮

米桟古道 一緒に巡る歴史の軌跡

花蓮で大自然のフィトンチッドを浴び、高台から遠くを眺めると、あらゆる悩みを忘れ、自分自身の新たなページを書き続けるためのエネルギーが充電されたような気分になります。

米桟古道は県道193号42km地点の米桟小学校の隣にあります。米桟小学校は廃校後に改修され、休憩エリアとなりました。米桟古道はもともと7kmで、1888年から1979年までは、水璉地域の商品を花蓮に輸送する重要な道路でした。水璉地域の住民は担夫を雇ってこの地に商品を集め、渡し船や牛車で花蓮渓に沿って寿豊、花蓮に運んで売っていました。商品の多くが米で、一桟(横木)ずつ積み重ねていたことから、次第に「米桟」と呼ばれるようになりました。

米桟古道 一緒に巡る歴史の軌跡1

手つかずの自然生態系 不思議な古道の驚き

県道193号と台11線の開通後、それまでよりも交通の便が格段に良くなり、米桟古道は功績を残しながら徐々に衰退してその役目を終え、人々に忘れられていきました。その後、地域住民の努力により、ハイキングコースとして新たに再建されました。改装後の米桟古道は全長2.1kmになり、豊かな自然生態系や静かな環境はハイカーにとって最適で、当時の賑やかな古道の光景と苦難に思いを馳せることができます。

米桟古道に入る前には、8本の柱で構成された展示物とその隣にある大きな米壺の造景アートが目に入ります。米壺には「米桟古道」と刻まれており、1888年から2007年と記されています。1888年は古道が誕生した年で、2007年は米桟古道の景観が復元された年です。

米桟古道には手つかずの姿が残っており、前半は地域住民による竹や木材を使ったシンプルなハイキングコースとなっています。険しい道のため、少し歩くだけでたくさんの道を登ったかのような錯覚に陥りますが、標識を見ると少ししか進んでいないことに驚くでしょう。400m地点にある小さな展望台から遠くの山々、青空、緑の大地を見渡すと、心地いい気分になれます。

米桟古道 一緒に巡る歴史の軌跡2


古き趣が交錯する景色を高台から眺める

引き続き登っていくと石段の坂道に変わり、道が徐々に険しくなり、緑が濃くなってきます。木漏れ日と地面が作り出す光と影の美しい作品が疲れを忘れさせてくれます。1200mを過ぎると小道に変わり、人がまばらになることから自然景観がよく保たれており、ハチやチョウの群れが近くを飛び回ります。少しでこぼこしている道の分岐点に差し掛かったら左に曲がってください。右は民家ですので入らないようにご注意ください。

展望台の隣には樹齢100年のガジュマルが2本立っています。稜線や太平洋の景色が目の前に広がり、遠くには水璉村落も見え、かつて担夫たちが歩いた苦難の道に思いを馳せることができます。ガジュマルのそばで休憩し、一緒に景色を楽しむのもいいでしょう。