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花蓮太平洋公園は南濱区間と北濱区間に分かれています。南濱の海岸線に沿って整備された南濱公園は、自然のままの風景が広がり、海岸の大きな岩に腰掛けると、一面の太平洋と三日月形の「洄瀾新湾」が見渡せます。堤防横には両潭サイクリングロードが整備されているほか、公園の環境も清潔で、歩行者のための休憩用ベンチも設置されています。敷地が広大で、かつきれいな空気が味わえることから、平日と休日を問わず、憩いを求めて多くの人々が訪れます。構内にはローマ風の中央広場や、駐車場、公衆トイレ、キッズエリアなどがあるほか、高齢者のためのバリアフリー設備も整っており、大変利用しやすくなっています。一方の北濱区間は、大型の3Dアートオブジェが見所で、入口にある鯉の滝登りのオブジェ、手書きの3Dアート作品、海の世界を描いた壁画と見応え十分。若者に人気のエクストリームスポーツ場とビーチバレーコートも整備されています。南濱と北濱のどちらも、ご家族全員でのお出かけにぴったりです。

太平洋公園では、休日マーケットや芸術文化ステージなど、朝から晩にかけてイベントが不定期に開催されているほか、昼間はサイクリングや散歩、夜は波の音を聞きながら星観測を楽しむことができます。

北濱区間

敷地約7ヘクタールの太平洋公園の北濱区間には、有名な北濱朝日ビーチ公園があるほか、入口の鯉の滝登りのオブジェ、直径30メートルに及ぶ巨大な3D絵画作品「寰宇巨龍」、海の世界をリアルに描いた壁画アート、ポラロイド風フレームなどの大型オブジェもあり、見所が満載。今年はさらに新しい施設として、エクストリームスポーツ場、親子砂場、ビーチバレーコートなども開設され、地元の若者の間で人気を集めています。

南濱区間

敷地約20ヘクタールの太平洋公園南濱区間。入口には階段があり、階段口の左側には「太平洋公園」と書かれたヨットのオブジェが立っています。その後方のスロープを登っていくと、白い砂場があるキッズエリアに到着します。階段からも向かうことができますが、スロープのほうが勾配が緩やかで歩きやすいため、家族連れの方におすすめです。スロープの突き当たりまで来ると、砂場が目に入ります。白い砂に映える青空と、後方一面に広がる海が、感動的な風景を見せてくれます。花蓮の他の公園と比べても、このキッズエリアは指折りの人気スポットで、砂場では砂遊びができるほか、海賊船、ブランコ、トランポリンもあり、豊富な施設と白い砂場で楽しさも2倍。ここを訪れる子どもたちは皆夢中になって遊んでいます。中でも、有名漫画家の蕭言中氏が手掛けた「愛の滑り台」は、戯れる象の親をモチーフにした遊具で、親子で遊びながら蕭氏のファンタジックな世界に触れることができます。砂場のそばを通っている南濱区間の自転車道は、路面が平らで走行しやすく、サイクリングにも散歩にも最適。ぜひ親子で砂遊びと海と潮風を満喫し、午後の心地よいひと時を過ごしながら、シンプルな幸せを感じてみてください。

映像提供：水利署水利防災センター畫面提供:水利署水利防災中心