- 住所:At the end of Fuxiang Bridge, Yuli Township, Hualien County, about 22-22.5 kilometers, turn left on the industrial road and go straight
- 連絡先電話番号:03-8325141
ハイキング
大自然を満喫
玉里鎮

台30線23.5km地点の富祥橋から産業道路に入り、標識に従って4.2km地点まで進むと安通越嶺道の西側入り口に到着します。
安通越嶺道は花蓮県玉里鎮安通温泉エリアからスタートし、台東県長浜郷竹湖村が終点となります。花東海岸山脈を走る初のハイキングコースで、豊かな生態系や景観のほか、歴史的な意味合いも深く、過去の光景に思いを馳せながら先人の軌跡を辿ることができます。
100年の歴史 静けさに通ずる曲がりくねった小道
安通越嶺道には100年あまりの歴史があります。清代の「開山撫番」政策により、呉光亮提督が越嶺道を切り開きました。また、清代から日本統治時代には、この古道はアミ族と平埔族のバージンロードにもなっていました。キリスト教宣教師の布教、住民が日本の警察の検問を逃れて魚、タバコを密輸するためにも使用されていました。

1970年代以降に瑞港自動車道、東富自動車道、玉長自動車道が開通したことで、海岸山脈を走る安通越嶺道の機能は徐々に衰退していきました。観光産業が盛んになった2008年、林務局により、天然資源、人、文化、歴史的な価値をもつ西側約2kmの歩道が改修され、安通越嶺道は再び人々の前に姿を現し、花蓮南部の人、文化、生態系にあふれる美しいハイキングコースとなりました。東側のハイキングコースの一部は2016年に開通しました。

木々に囲まれながら山と海を眺める
ハイキングコースは東西に分かれており、東西を合わせた全長は13kmです。多くのハイカーは西側入り口からスタートします。手つかずの林がうっそうと茂り、木のパレットで舗装された道から古道の美しい風景を垣間見ることができます。2か所の展望台が設置されており、東は壮大で静かな太平洋、西は畦道が縦横に走る花東縦谷を一望できます。
第2展望台が西側の終点で、ここで折り返して元来た道を戻るか、そのまま東側に進むかを選べます。ただし、緩やかな西側に比べて東側は急勾配で一部の場所はロープでよじ登る必要があるため、大きなチャレンジとなります。
先人の足跡を辿って、安通越嶺道の歴史的な軌跡を見つけましょう。曲がりくねった山道には古木がそびえ立ち、手つかずの自然景観が残されています。静かでうっそうとした林を体験し、緑の森の中で心を落ち着かせるのに最適です。