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秀姑巒渓の河口両岸にかかる優雅なアーチ型の長虹橋は、山と海が交わるところに立つ美しい虹のようで、東海岸の有名な写真スポットになっています。ここはラフティングコースの終点でもあり、満足感と心地よい疲れでいっぱいのラフティング客を乗せたボートが、次々とここで上陸します。遊歩道に沿って川の畔を散策していると、川床で餌を探す軽やかな水鳥の姿や、行き交う自転車、両側の植物が季節ごとに見せる違う表情を目にすることができます。歩き疲れたら、ぜひ近くの「新太平洋1号店」で少し休憩を取り、アフタヌーンティーを楽しみながら、のんびりとした時間を過ごしてみてください。

全長約104キロメートルの秀姑巒渓は、台湾東部最大の河川で、海岸山脈を貫く唯一の川でもあります。その秀姑巒渓の河口に位置し、南北両端の港口村と静浦村を結ぶ「長虹橋」は、新旧2つの橋があります。1969年築の古い長虹橋は、交通量が年々増加し、使用に耐えなくなったことから、2006年に「新長虹橋」が建設されました。

色鮮やかな真っ赤な橋と、緑の山々と川のコントラストが大変目を引く長虹橋は、遠近によって違う表情を見せてくれます。新長虹橋は走行車線と追越車線が整備されているほか、自転車道と歩道も設置されており、秀姑巒渓の河口の眺望を橋の上から安心して楽しむことができます。

旧長虹橋は現在車両通行止めで、歩行者専用の道路として整備されています。南北両側には休憩用の東屋もあり、散歩をしながら、立派な美しい新長虹橋の眺めを楽しむことができます。旧長虹橋の白い外観は、緑の生い茂る山々とのコントラストの中で、とりわけすがすがしく感じられ、格別な趣があります。橋の上に立って開放感のある風景を眺めていると、心も晴れやかになります。

アクセス

●公共交通機関

花蓮客運（海ライン・台11線経由）‐1127・1140・1145系統‐「長虹橋」で下車。

●自家用車

所在地：花蓮県豊濱郷台11線68キロメートル地点。