- 住所:No. 25-2, Shangzhi Road, Hualien City, Hualien County
花蓮市
ハイキング
大自然を満喫
美しい花蓮

花蓮県志の駱香林編纂主任委員は、1949年に「花蓮八景」を記しました。その八景とは、「太魯合流、八螺畳翠、築港帰帆、澄潭躍鯉、能高飛瀑、紅葉尋蹊、秀姑漱玉、安通濯暖。」のことでその中の「八螺」が美崙山を指しています。
美崙山は花蓮市のランドマークとなっており、花蓮市の平原で特に目立つ山です。標高108m、面積約50ヘクタールで、東は広々とした青い太平洋、西は曲がりくねった美崙渓が流れており、花蓮人の奥庭として、朝夕の運動や景色の観賞に最適な場所となっています。

生態系の豊かな美崙生 親子でのんびりハイキングを楽しむ
尚志路から美崙山公園に入ると、入り口に交通規制の杭が見え、上っていくと右側に美崙山公園生態展示館があります。美崙山公園生態展示館は台湾東部初のホタルの再生をテーマにした展示館で、美崙山ハイキングコースに入る前に大自然の大切なお客さまに会うことができます。
緩やかな美崙山ハイキングコースでは、2、3人で一緒にお喋りしながら歩いている人をよく見かけます。明るい緑が広がる親子遊楽草坪(親子で遊べる芝生)にはすべり台もあり、子供たちの遊び場として最適です。冬の午後も絶えることのない子供たちの笑い声が美崙山公園に温かな雰囲気を添えています。

花蓮の景色を観賞し、歴史的な風情を楽しむ
親子遊楽草坪(親子で遊べる芝生)の上には六角形の涼亭があり、休憩したり景色を楽しんだりできます。涼亭の高台からは花蓮独特のエメラルドグリーンの高山と流れる川が織り成す観光客に人気の山と海の絶景を観賞できます。運が良い時に耳をつんざくようなエンジン音を立てながら低空飛行する戦闘機の勇姿を見られるのも花蓮の大きな特徴です。
一般的なレジャースポーツのほか、美崙山公園には悠久の歴史をもつ遺跡も残されています。美崙山は、かつて鱉亀山、八利山、八螺山、米崙山などと呼ばれていましたが、1951年に美崙山に改名され、今日に至ります。美崙山はその地理的位置や標高から花蓮における軍事的に重要な場所となり、清代にはすでに「兵農合一制」により農兵が駐屯していました。第二次世界大戦時は日本軍が美崙山の麓のトーチカや地下道などの施設を修築しました。連合国軍も駐屯したことがあり、台湾で唯一、総統府侍衛の墓地があります。
美崙山ハイキングコースはすべての年齢層に適しており、家族で楽しめるほか、時間のある時に体を鍛え、大自然のフィトンチッドを浴び、忙しい生活の中で心身を落ち着かせながら花蓮の美しさを感じることができます。