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県鳥

  • 公開日:2022-05-20

和名:ヒゴロモ

中国名:朱鸝 

学名:Oriolus traillii

英名:Maroon Oriole

台湾俗名:紅鶯 


形態: 体長約25センチメートル。オスは頭部から首まで、胸上部の中央と翼は黒色で、背から尾までと胸の側面、腹以下の体下面は全て鮮やかな緋色。メスはオスとほぼ同じで、胸から腹にかけては白い羽と黒い縦斑が混ざっています。幼鳥は頭部から首までと胸上部および翼が暗褐色で、背から尾までと肩羽は暗い緋色、胸から腹はくすんだ白で、暗い緋色と暗褐色の縱斑が混ざっており、尾の下面の覆羽は暗い緋色です。黒と緋の美しく大胆なコントラストが最大の特徴となっています。1862年にロバート・スウィンホー(Robert Swinhoe、1836~1877、中国語名は郇和、19世紀の偉大なイギリス人博物学者。多芸多才な学者でもあり、動物・植物・地理・民族・人文等の分野全て、特に鳥類学に精通。中国、特に台湾の博物学の創始および基礎の確立に貢献。当時東アジアで最も優れた博物館学者の1人)が発見した際、彼はこの鳥を台湾で最も美しい鳥だと思いました。ヒゴロモは台湾の低山の森林に生息しており、人里からあまり離れていませんが、発見されてから今日に至るまで、その生態や習性はあまり知られていません。そうした神秘性もあり、ヒゴロモは多くのバードウォッチャーらが探し求める憧れの鳥ともなっています。


記録: これまでに台北の新店、苗栗の大克山および関刀山、南投の日月潭および杉林渓、高雄の扇平・出雲山・六亀、屏東の南仁山・三地門、台東、本県の鯉魚潭森林浴歩道・瑞港公路・奇美・富源森林遊楽区・舞鶴台地・紅葉渓谷・安通などで観察されています。 

注記: 台湾固有亜種、希少。絶滅の恐れがある保護野生動物に認定されています。 


ヒゴロモ(Maroon Oriole;Oriolus traillii) は台湾の絶滅の恐れがある鳥類11種類のうちの1つで、体長は約28センチメートルです。コウライウグイス科の鳥類特有のとても目を引く色鮮やかな体色で、オスの頭と首と翼は黒色、その他の部分は緋色という非常に鮮やかで魅力的なコントラスト。メスは胸に暗い色の縦斑があり、体色もやや暗くくすんでいます。ヒゴロモは台湾固有の亜種で、標高300~1000メートルの亜熱帯の広葉樹林に生息し、主に林の上層で活動しており、時折ベリーや昆虫などのエサを探すため下層に下りてきます。 繁殖期は3月から6月で、密林や切り立つ高い木の上に、草やクモの糸などを使って巣を作ります。通常1つの巣に2~3個の卵を産み、オスとメスが共同で抱卵します。