
秀林郷の人口は1万5000人余りで、タロコ族がその90%以上を占めており、漢民族は秀林郷では「少数民族」です。狩猟と織物がタロコ族の重要な伝統技能の1つとなっており、男性は絶えず訓練して、獲物をしとめることができるようになって初めて狩人として認められ、原住民集落の中で責任ある仕事を任せられるようになります。織物は女性の仕事で、集落の中で女性の能力と社会的地位を判断する基準ともなっており、もしその女性の織物の技術が群を抜いて優れていれば集落の中で非常に敬われ、勇士たちが競ってアプローチする理想の女性ともなります。